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小児歯科治療(予防・矯正歯科)
小児歯科
お子さんの成長に合わせた治療
虫歯は細菌感染が原因ですが、噛み合わせからも歯にヒビが入ることによって虫歯になってしまいます。
虫歯菌を減らすことは、日ごろの歯みがきでもやっているとおり、皆さんなんとなくイメージしやすいと思います。
実際当院では、中学生の歯科検診を実施しており、虫歯は昔に比べかなり減ってきています。しかし増えているのが、歯並びや噛み合わせが悪い子供です。
中学生で顎が痛い人もでてきています。歯並びが悪ければ歯ブラシも極端に難しくなります。
・噛み合わせや歯並びを理想的にすれば、虫歯や歯周病になりにくくなる
・顎も子供のうちは成長途中であり、ある程度いい位置に誘導しやすい状態
・見た目もよくなるので、欧米では小さなころに矯正をする文化が定着している
親がしてあげられること
子供に望む一番のことは『健康』ではないでしょうか。
65歳以上で後悔したことの一番は『歯のメインテナンスに行けば良かった』です。歯は失って初めてその価値がわかる人が多いのです。
中学生になる前に、良い細菌叢をつくり、良い噛み合わせをつくり、メインテナンスをしていけば、一生涯自分の歯で美味しいものを食べることが出来るはずです。
『中学生になる前に細菌と噛み合わせをいい状態にする』
これがどんなに大切なことか、どんなにありがたいことか、お子さんは大人になって気付くはずです。親の愛情を。
歯は削ってはダメなのです。虫歯や歯周病になる前に予防すること、細菌叢をよくし、噛み合わせを治すことこそが一番の治療法なのです。
小児歯科の治療~小児咬合誘導矯正~
小児からの矯正は親としてやってあげたいことの一つではないでしょうか?
当院のやり方は、見た目の歯並びだけではなく、「噛み合わせ」も着眼して、出来る限り良い骨格に持っていくことを目的としています。
私の息子は高校生で八重歯です。犬歯が歯列の外に飛び出た状態です。
もちろん私は歯科医師ですので、矯正の基本的な知識はありますが、矯正専門医ではないので、ベストな治療を求めて、多くの専門医の先生に意見を聞きました。
ところが、その中でも多くの治療方針があり、どんな治療方法を選択すればよいのか、どの先生にお願いすればよいのかわかりませんでした。
「犬歯が入るスペースがないから4番という小臼歯を抜いてください。」
「拡大床を利用して顎を大きくしましょう。」
「もう少し様子見ましょう。」
どうでしょうか?これは矯正治療だけではないのですが、これだけ治療方針があるとどれを選択すればよいかわかりません。
さらに健康な歯を簡単に抜いていいのか?様子見てよいのか?と治療方針も納得のいくものではありませんでした。
それ以来、著名な先生のセミナーを多く受講し、日本どころか世界まで勉強の幅を広め、勉強をしました。
そこで出会ったのか、今現在のやり方です。
小児7歳くらいから乳歯を積極的に利用し、顎の成長を促す咬合誘導が出来る小児期の矯正でした。
この方法は今までの矯正とは大きく違います。
【特徴】
・歯を抜かない。(親知らずは積極的に抜歯します)
・乳歯を活用する。(乳歯に特殊な仮歯をつけて顎を誘導していきます)
・顎の成長を利用する。(歯の噛ませ方で顎の成長がある程度変わります)
通常の一般的な矯正の考え方は「歯をきれいに並べる」ですが、当院では顎の位置を出来る限り良い位置にもっていき、歯並びはもちろんのこと、歯の本来持ってる機能を回復し、予防しやすい口腔内を作り出すことを目標にしていきます。
もちろん、成人矯正(第Ⅱ期)が必要になることは大いにありますが、小児の時からやっているメリットは十二分にあります。
【費用について】
費用の面ですが、成人矯正(第Ⅱ期)から実施した場合、契約料で100万円かかります。
小児矯正は50万円かかりますが、成人矯正(第Ⅱ期)に入るときには50万円しかいただきません。つまり矯正を考えているなら、小児矯正をやろうが、成人矯正からやろうが同じ値段ですので、小児矯正からやることのデメリットは一つもありません。
できるだけ、早い段階から、介入させていただき、良い噛み合わせを作ってあげたいがために、そのような料金体系にさせていただきました。
基本的に小児矯正だけで終わることはありませんので、成人矯正から考えれば、小児矯正の契約料は無料と同じなのです。
【追伸】
私の子供は小学生から様々な矯正医にみてもらいました。特に何もせず、いまだに八重歯です。
そしてもう矯正はやりたくないということになってしまいました。もっと素直な子供のうちにこの治療法と出会えばと、今でも後悔しております。
小児歯科の治療~むし歯編
検査結果の上、「むし歯のなりやすさ(カリエスリスク)」が高い場合は、生活習慣の見直しや仕上げ磨きの確認など、少しでもリスクが下がるようにサポートしていきます。
【C0】
歯の溝が深すぎてハブラシが届かない場合など、シーラントという溝埋めをします。
もしもむし歯になってしまったら・・・むし歯の大きさにより治療方法が変わってきます。
【C1~2】
歯のエナメル質から象牙質までのむし歯の場合。白い詰め物を詰めたり、銀の被せ物をします。
【C3Pul】
歯の神経にまでむし歯菌が感染してしまった場合。
神経を半分除去したり・・・炎症がひどい場合は全部取ります。
むし歯の図子どもの歯の神経を取ってしまったからといって、大人の神経もなくなってしまうことはないのでご安心ください。むし歯を放って置いた方が、大人の歯に影響する可能性があります。
【C3Per】
むし歯の図むし歯が大き過ぎて大人の歯にまで広がってしまった場合。大人の歯に影響が出ないよう、子どもの歯を抜くことがあります。