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噛み合わせ治療

噛み合わせ治療
東京都町田でおこなう勘と経験による試行錯誤の治療から、データに基づく科学的な治療へ

口の開け閉めのすると、顎がガクガクと音がなる。
顎の周りの筋肉や関節が痛い。
頭痛や腰痛、肩こりがひどい。
このような顎や体の不調を感じたことがある方も多いのではないでしょうか?
これらの症状は噛み合わせの悪さが原因となっているケースも多く、中には歯科治療後にこのような症状が出るようになったと相談に来られる方もいます。
「噛み合わせ」はすべての歯科治療にかかわる基礎的な分野ではありますが、実は非常に奥深く、まだまだ科学的に解明されていない部分も多いため、ほとんどの歯科医院では歯科医師個人の勘と経験に頼った治療をしているのが現状です。
ゴールの見えないまま試行錯誤で治療を進めていては、歯は悪くなる一方です。
当院では、可能な限り科学的に正確な治療を行うため、いままで勘や経験に頼っていた診断を客観的データとして数値化し、治療のゴールを明確に設定したうえで治療を開始させていただいております。
当院の噛み合わせの診査について

噛み合わせ治療において非常に重要となるのが、その人本来の正しい噛み合わせの位置はどこにあり、今現在その噛み合わせの位置からどのぐらいズレているのかといった数値を正確に把握することです。
また噛み合わせがズレている場合は、そのズレが口腔内にどのような影響を及ぼしているのかも診査する必要があります。
当院では、CADIAX(キャディアックス)という装置を使用し、顎が本来あるべき位置から何ミリずれているかといった数値データを3次元で細かく測定・解析しています。
CADIAX(キャディアックス)は取扱いが難しく高度な技術と知識を要するため、日本では導入している歯科医院は数件しかありませんが、確実で正確な噛み合わせ治療のためには必須の検査であると考えています。
噛み合わせ総合検査について
まずは無料(※)にて噛み合わせ模型検査を実施します。
※通常価格5,000円の検査を期間限定で無料にしております。
必要な方に限り行います。
噛み合わせ総合検査 初回 65,000円
(セファロ・模型診査・歯ぎしり検査・顎機能検査)
セファロ撮影(5,000円)
セファロを撮影では、頭蓋と顎の位置関係や噛み合わせの高さなど、様々な事が診査できます。

模型検査(5,000円)
口腔内を口腔外へ表現します。咬合器に装着し、口腔内ではみることの出来ない角度から様々な事を診査します。

歯ぎしり検査(5,000円)
夜間に使用して頂き、「歯ぎしり」等を調べます。
歯ぎしりはだれもがやる行為ですが、歯にダメージを与える歯ぎしりと、そうでない歯ぎしりがあります。

顎機能検査(50,000円)※2回目以降 30,000円
顎の状態を検査します。顎の位置が悪いと、虫歯にも歯周病にも、さらには顎関節症にもなりやすくなります。
顎関節の中は目に見えないため、非常に有益な検査になります。
CADIAX(キャディアックス)
患者さんのお顔に専用の機器を装着し、顎の動きをリアルタイムで正確に把握する測定器です。
口を開けた際の動きや、咀嚼(そしゃく)中の動きなどを細かく解析し、歯科技工物の作製に役立てることができます。


シークエンシャル咬合理論に基づく、噛み合わせ治療
「シークエンシャル咬合」とは

「シークエンシャル咬合」は、ウィーン大学のスラビチェック教授によって構築された考え方で、現在はヨーロッパだけにとどまらず北米・南米やアジア地域にも広く浸透している咬合理論です。
具体的には、上下の歯が噛んだ状態で歯ぎしりをするように下顎を横にスライドした時、最初にまず奥歯(第1大臼歯)が離れ、次にひとつ前の歯(第2小臼歯)、犬歯の隣の歯(第1小臼歯)と順次に離れ、最後には犬歯のみが当たっている状態になる咬合様式を言います。
安定した良い噛み合わせの条件として「犬歯誘導(けんしゆうどう)」を確立させるというものがありますが、これは同じように上下の歯が噛んだ状態で下顎を横にスライドした時、上下犬歯だけが噛み合っていて奥歯は噛んでいない状態をいいます。
歯は縦方向の噛む力には強いけれども横方向に揺さぶられる力には弱いという特性があるため、横の力が加わった時には歯の中で最も長くて丈夫な歯根をもつ犬歯がその力を受け止めて分散させることで、奥歯に負担がかからないようにしてるのです。
この犬歯がずっと機能を維持してくれていれば問題ないのですが、経年により摩耗してしまうことでその機能がうまく果たせなくなります。
そこで、犬歯がその機能を失ってしまったときに、次にかみ合う第1小臼歯、第1小臼歯もダメになった時には第2小臼歯が犬歯の機能をサポートし、奥歯を保護できるよう噛み合わせを構築する必要があるのです。
当院では、すべての歯科治療においてシークエンシャル咬合の考え方を取り入れ、歯を守る治療を徹底しています。
補綴咬合治療
つめ物やかぶせ物が合わないために噛み合わせを悪化させているような場合は、つめ物やかぶせ物を新しく作製しなおす必要があります。
ここでポイントとなるのは、いきなり歯を削ったり被せたりするといった行き当たりばったりの治療は非常に危険であるという事。歯は一度削ったら元には戻りませんし、安易に治療を行うことで予期せぬ不具合が出てしまうこともあります。
当院では、「ワックスアップ診断」「プロビジョナルレストレーション」という2つの工程により綿密にシミュレーションを重ね、リスクを最小限に抑えたうえでよい結果を確実に残すことができる治療方式を採用しています。
ワックスアップ診断

ワックスアップ診断とは、お口の中をの状態をまずは模型上で再現し、模型上で治療のシミュレーションを行うことです。
本番前に一度模型上で模擬的に治療をしてみることで、取り返しのつかないミスの発生をおさえたり、最終的な治療後のゴールのイメージを明確にすることができます。
この治療を行うことで、本当に悪くなった原因を解決できるのか、将来問題が起きたりしないか、まずは模型上で綿密に検証しながら最適な治療計画を立てていきます。
プロビジョナルレストレーション

プロビジョナルレストレーションとは、ワックスアップ診断をもとに作成した理想のかみ合わせを、まずは仮の歯を使って実際のお口の中に再現してみることを言います。
お口の中のトラブルが複数の問題によって起きている場合は、各治療段階ごとに仮歯を作成し、問題を一つ一つ解決しながら理想の状態を作り上げていきます。
最終段階では、色や形が患者さんのお口元に調和しているか、使い心地や噛み心地、ケアのしやすさはどうかといったことを患者さんと一緒に確認しながら、最終的な補綴物と色や形が全く同じ精密な仮歯に仕上げていきます。
事前に見た目や使い心地を確認することができるため、「思っていたイメージと違った」といったトラブルもなく安心して治療を進めることができます。
矯正治療
受け口、出っ歯、開咬といった不正咬合が原因で症状を引き起こしている場合は、矯正治療による噛み合わせの改善が必要です。
ここでのポイントは、抜歯が必要となる治療方法はなるべく避けるという事。
現状、抜歯の第一選択肢としては小臼歯の抜歯を提案されている矯正医がほとんどですが、小臼歯は理想的な噛み合わせを構築するうえでとても大切な役割を持っている歯です。見た目の美しさだけを考慮して安易に抜歯してしまうと、矯正治療後にうまく物が噛めなくなったり、顎関節症を引き起こしてしまったりと機能的な障害を発症させてしまうことも少なくありません。
当院では、見た目が美しくなることはもちろんのこと、機能的に良い噛み合わせを作ることこそが矯正治療の目的と考え、「歯を抜かない矯正治療」をご提案させていただいております。
土台となる骨格から噛み合わせを整えることで、ほとんどの症例を非抜歯かつ非外科手術で治療することができております。
噛み合わせ模型審査
【期間限定:無料】噛み合わせ模型診査
予防を20年近くやり続けて、わかったこと。むし歯や歯周病を予防をするためには、歯磨きの仕方や食事のとり方で変化する「細菌」だけではなく、「噛み合わせ」が非常に大切だということ。
そこで当院では16歳以上の患者さまで必要と思われる患者様に「噛み合わせ模型検査」を通常5000円のところ、現在無料にて、実施させていただいております。
噛み合わせが良いとは、歯並びだけではなく、上あごに対しての下顎の位置「下顎位」が良い状態のことを指します。
この検査で「下顎位」の状態がわかります。「下顎位」を考慮した治療をしなければ、くりかえす虫歯や歯周病は予防はできません。
下顎は、顎関節(骨、筋肉、軟骨、靭帯等で構成されています)を介して上顎骨とつながっています。この下顎位が悪いと、顎関節症はもちろんのこと、虫歯や歯周病にもなりやすくなります。
歯だけではなく、下顎位の状態も良くすることが口腔内の健康を守るためには大切なのです。
口の中だけみていても、予防することができないのです。

検査により、本当の問題が分かった例
以下の症例をみてください。
この患者さん、奥歯がしみていてストローでなければ冷たいものは飲めない状態で来院しました。
どこに問題があるのでしょうか?一緒に考えてみましょう。

一見、歯並びは綺麗だし、噛み合わせも非常に良いように思います。なんでそれほどしみているのでしょうか?
ストローを使うくらいだから、生活に支障をきたしています。一般的な治療方法は、シミ止めを塗って、それでも効かなければ歯の神経をとる処置になります。
原因を突き止めるために、かみ合わせ模型検査をしてみました。そうすると・・・


噛み合わせ模型診査により下顎位を本来の位置へずらすと
奥歯しか当たっていないことが分かる。
模型検査をして、下顎位を良い位置にある程度誘導すると、なんと前歯が噛んでいない、つまり奥歯しかあたっていなかったのです。奥歯しかあたらないので、奥歯に負担がかかり、しみていたのです。
したがって、本当の治療方針はシミ止めや神経をとるなどではなく、噛み合わせを治すが正解なのです。歯は当然削りません。
【期間限定】上記の検査を、無料で実施しております。
約20年予防をやってきて、今まで通りの診査診断では本当に口腔内を悪くしている原因は十分には分からないことに気づきました。東京都町田の歯医者・歯科として噛み合わせから健康な口腔内を作って行きたいと考えております。
そこで、当院では通常5,000円かかる噛み合わせ模型検査を、現在無料にて実施させていただいております。ぜひ、この機会にご利用ください。