診療メニュー
歯を失った方へ(インプラント治療・入歯治療・口腔外科)
インプラント治療
自分の歯と変わらない感覚で生活出来るインプラント治療
・天然の歯とほとんど同じ感覚で物を噛むことが出来る
・自然な外観や表情を取り戻すことが出来る
・人前で話したり笑ったりを、まったく不安なく行える
・噛む機能が回復することで食べ物の制限がなくなり、バランスのよい食事が楽しめる
「入れ歯はわずらわしくてイヤ」「失った歯のために健康な歯を削るブリッジには抵抗が…」
このように、失った歯を補う治療法で悩んでいる方も多いと思います。でも、あきらめる必要はありません。インプラント治療は、こうした問題を解決するために開発された最先端の歯科医療技術で、すでに30年以上の臨床実績があります。
インプラント治療は、あごの骨の中に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を設置することで、まるで歯茎から生えている自分の歯のような機能を回復する治療です。
入れ歯やブリッジのように歯を削ったり、金具をひっかけたりしませんので、健康な歯にストレスをかけることなく、自然な美しさと、ほかの歯としっかりとかみ合う歯を取り戻すことができます。
また、噛む機能が回復することで食べ物の制限がなくなり、バランスのよい食事が楽しめます。楽しい食事は、からだを健康に保つだけでなく、心までも健康にします。
指にも1本1本、役割があるように、歯にも1本1本、役割がある
たとえば、下あごの前から6番目の歯が抜けてしまった場合。そのまま放っておくと、次のようなことが起こる可能性が高いのです。
【噛み合わせる下の歯がないので、上の歯が出てきてしまう】
上の歯は下の歯がなくても、噛む機能を維持しようとして、噛む相手を探して伸びてきてしまうのです。
そうなると、後で下の歯を入れるときには噛み合わせがズレてしまっているので、上の歯を削らなければいけなくなってしまいます。
【一番奥の7番目の歯が、抜けた歯のスペースに倒れこんでくる】
歯が斜めに倒れこんでしまうと、それを治すには矯正治療が必要になってしまいます。
【モノが挟まって噛みづらいため反対側でばかり噛むようになり、体のバランスが悪くなる】
噛み合わせは、全身のバランス(姿勢)や全身の健康にも大きな影響を与えています。
私たちの歯は、1本1本が個々に重要な役割を果たしているのです。
食べることができればいい、しゃべることができれば大丈夫だ…というのとは、次元が違うお話なのです。
歯は、口を閉じていれば見えないし、指のように動くものではないので、1本1本の役割が軽視されがちですが、私たちの体全体と健康には非常に重要な役割を担っているのです。
このような場合にインプラント治療を行います
【総入れ歯が安定しない場合】
【前歯を1本失った場合】
【奥歯を失った場合】
インプラント手術について
インプラント最近は、インプラントの認知度も上がって来ていますが、まだまだ、インプラントについて誤ったイメージを持っていらっしゃる方も多いようです。
「手術が恐い」「かなり痛いんじゃないの?」
「手術」と聞くと、そういうイメージがわいてしまうことも分かります。しかし実際には、親知らずを抜くような処置ですので、ケースにもよりますが、そのほとんどが「小手術」だと思って頂ければよいかと思います。
手術に伴う痛みも、親知らずを抜いたときと同じ程度だと考えていただいて大丈夫です。当院では、全身麻酔ではなく、通常の抜歯と同じく局部麻酔を施し、処置自体も1時間~2時間程度で終了します。手術後の腫れも、2~3日経てばほとんど気にならなくなります。
インプラント治療の流れ
【1】インプラント相談
現在の歯の状態に関するお悩みとご希望をお伺いした上で、インプラント治療によって改善出来ること、期間・費用の概略などについてご説明いたします。
【2】.精密検査・診断
歯の型取り・レントゲン写真・現状の歯の写真など、必要な検査を行い診断します。
インプラント治療の成功は、口内環境のよさが重要ですので、全体の歯周病の状態・周辺の歯の状態も検査します。
【3】インプラント治療の計画の説明
診断に基づき、治療計画・流れ・期間・費用・リスク・治療後の保証・メインテナンスなど詳しくご説明いたします。
【4】インプラント埋入手術
本数によって異なりますが、およそ30~60分程度で終了します。
術後当日は、ゆったりと過ごすに越したことはありませんが、日常生活に大きな制限はありません。お仕事を休んで頂く必要もありません。
【5】挿入したインプラントを定着させるための保定期間
上下とも4~6ヶ月が目安になります。
【6】アバットメントの装着・歯の製作
埋入したインプラントにアバットメント(接続部品)を装着し、最終的に使用して頂く歯の製作治療に入ります。なお、当日は、仮歯を装着して帰ることができます。
【7】歯の装着
最終的な人工歯を装着します。
【8】経過観察・メインテナンス
「歯がキチンと機能しているか」「頬などを噛むことがないか」「話しにくくないか」などをチェックし、同時に、歯磨きの仕方も指導します。
歯磨きなどのお手入れをきちんと行っていれば、インプラントはとても長持ちします。ですが、より長く使用出来るよう、終了後の定期的なメインテナンスをおすすめしています。
インプラントを安定させ、長年使うために重要なこと
メインテナンス当院では、インプラント治療の前に口内の健康を検診し、歯周病がある患者さんの場合には、先に歯周病の治療をさせて頂きます。
インプラント治療の成功を確実にするのは、1にも2にもメインテナンス。術後定期的に通って頂くことを前提に治療を行います。
人工歯根であるインプラントはむし歯になりません。ただし、周りの歯が歯周病に冒されると、転移によって「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病に感染し、今度はインプラントまで失ってしまう危険性は高いのです。
インプラントを安定させて長年使うには、定期的なチェックとメインテナンスが不可欠です。
入歯治療
入れ歯
「入れ歯を作っても痛くて使わない」
「しゃべるときに外れてしまう」
「食事の味がよくわからない」
入れ歯を使用している方から、こういった悩みを伺うことがよくあります。
入れ歯には保険が適用されるので、非常に安く、手軽に作ることができます。しかし、安価で手に入ることの代償として、心身に負担やストレスがかかってしまうことも事実なのです。
入れ歯は、人間の口にとっては人工の異物です。補う歯の本数が多くなるほど入れ歯自体が大きくなり、感じる違和感も強くなります。総入れ歯となると、噛むことは出来るものの、噛む力は、自分の歯のときに比べてかなり弱くなり、固いものなどを食べることが難しくなってきます。
当院では、患者さんのお話をじっくりと伺った上で、患者さんに合った、丈夫で長持ちする入れ歯作りを心がけています。
【当院の特長】患者さんに合った入れ歯をおすすめしています
当院の特長入れ歯には、保険が適用出来るプラスチック床のものから、ソフトな装着感のノンクラスプデンチャーや耐久性に優れた金属床まで、さまざまな種類があります。それぞれに特徴があり、使用する素材や構造などによって装着感や耐久性が異なります。
たとえば、自費でお作りする金属床などは、安定性・耐久性・装着感に優れていて、長期にわたり快適な状態でお使い頂けます。
ご提案するときは、各種入れ歯の特長やメリットをお伝えするとともに、後々のトラブルを避けるために、デメリットに関してもきちんとお話しています。予算のことも踏まえ、患者さんのご要望に合せたご提案をいたしますので、遠慮なくご相談ください。
それぞれのニーズに適した、さまざまな入れ歯
【厚みが気になる方に【金属床の入れ歯】】
金属床の入れ歯入れ歯の厚みで、お口の中が狭くて気になる方におすすめしています。
保険のレジン(歯科用プラスチック)で作ると、義歯床の口蓋の厚みは約1.0~1.4mmになりますが、金属で作ると約0.5mmで作ることができます。
薄く作れるので違和感が少なく、冷たいものや温かいものも敏感に感じることができ、美味しく食事ができます。
金属の種類には、チタン、コバルトクロム、白金加金などがあり、厚みにはほとんど差がありませんが、軽さやフィット感などの違いがあります。
【痛みが気になる方に【シリコンの入れ歯】】
シリコンの入れ歯生体用シリコンを使った柔らかくて痛みがない入れ歯です。
硬い入れ歯の裏面をシリコンで覆っていますので、クッションのようなソフト感があります。
あごの骨がやせて入れ歯が動きやすかったり、歯茎が薄くて痛みが出やすい方におすすめです。ただし、汚れがつきやすく1~2年程度で劣化しますので、一年に1回程度の修理が必要です。
入れ歯の製作の流れ
【1】カウンセリング
入れ歯の悩みや希望について、これまでの経緯を含めてお聞かせください。
現在使用している入れ歯の状態も拝見させて頂きます。
【2】お口の中を診察
歯茎の傷やあごの骨がやせているかどうかなど、診察します
※必要な場合は、レントゲン撮影を行います。
【3】お口の型採り
隙間や違和感の少ない、ぴったり適合した入れ歯を作るには、正確な型採りが重要です。
【4】噛み合わせの高さや位置、口もとの張りを決める
型をもとにしたロウの模型を使って、患者さんの噛み合わせの高さや位置、顔立ちに合った口もとの張りを決めます。
歯を失った状態だと噛み合わせの位置が不自然にズレたりしやすいので、慎重な調整が必要な行程です。
【5】仮の入れ歯を作り、試す
ロウでできた仮の入れ歯を入れてみて、噛み合わせや歯の色、形などの詳細な確認をします。
まずは、この入れ歯がお口に合うように修正します。
【6】入れ歯の完成
修正した仮の入れ歯をもとにした、最終的な入れ歯の完成段階です。
【7】入れ歯の調整
できあがった入れ歯を、実際に使用していただいた後に改めて調整します。
実際に使わないと慣れないですし、修正点も見つからず、調整が進みません。慣れるまでは大変ですが、毎日使用してください。
調整の流れ
【できあがった当日】
歯茎などの粘膜に接する部分の調整と、噛み合わせの調整を行います。
【翌日~3日後】
入れ歯が合ってくると、歯茎に馴染むことによっていくらか沈みます。
この変化でできた調整点を再度調整する段階です。
はじめの内は必ず、軟らかいものだけを食べて頂きます。無理して普通の食事をとると歯茎を傷つけてしまい、入れ歯を使い続けることが難しくなりますので、ご注意ください。
【1週間後~2週間後】
少しずつ新しい入れ歯に慣れ、口の周りの筋肉が張りを取り戻すと、衰えていた噛む力も戻ってきます。
その段階で、さらなる調整が必要になります。放っておくと、歯茎が入れ歯に強く当たり、粘膜に傷がついて痛みが出てしまいます。
【約1か月後】
食べることはもちろん、話すことに慣れてきます。
口の周りの筋肉が戻り、噛む力がついてきて、口の周りのシワも減ってきます。
ここで一連の調整は終了ですが、数か月に一度、定期的なメインテナンスを受けて、あごの骨や粘膜、噛み合わせのチェックを受けるようにしましょう。