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歯周病リスクを高める7つの原因 その2
2023.06.16
みどりの森デンタルクリニックです。
今回も、歯周病のリスクを増大させる要素について詳しく解説いたします。
『4.常に口を開けている方』
口腔内は唾液によって覆われていて、これが細菌の付着を防ぎます。だが、口が常に開いていると、口腔内が乾燥し、白血球の働きが阻害される結果、歯周病を引き起こす細菌の増加につながります。
鼻の調子が良くなく、口呼吸が多い方も、同じようなリスクがあります。
『5.歯ぎしりの習癖がある方』
歯ぎしりは、歯と歯ぐみに強い力がかかり、これが歯周病を悪化させます。特に、歯を横方向にすり合わせる歯ぎしりはダメージが大きく、次の3つのパターンがあります。
・歯を横に滑らせる
・歯を強く噛みしめる
・歯をカチカチと鳴らす
歯は上下の力に対しては高い耐力(最大100kgまで)を持ちますが、横方向の力に対しては弱く、これが強い力に曝されると問題が生じます。
『6.歯並びが整っていない方』
歯並びが悪いと、十分な歯磨きやケアが難しくなり、歯垢(プラーク)が溜まりやすくなります。プラークが唾液中の他の成分と結合すると、これが最終的に歯石に変わり、歯周病を誘発します。さらに、年齢を重ねると、自然に歯並びがズレる傾向があります。
たとえ若い時には整った歯並びであったとしても、50歳を過ぎると歯と歯の間に隙間が生じ、歯が突き出ることがあります。その結果、歯磨きが困難になり、歯周病のリスクが高まります。
『7.高血圧やてんかん、免疫抑制疾患の薬物治療を受けている方』
実は、一部の降圧剤が歯周病の原因になる可能性が指摘されています。特に、歯茎が腫れやすいので、降圧剤を服用している方は要注意です。歯周病は、高血圧治療薬を飲んでいる中高年の方に特に多いようです。
『まとめ』
日本人の約8割が歯周病とされている現状を考えると、歯周病はまさに国民病ともいえます。この記事を読んでいるあなたも、実は歯周病になっている可能性があります。歯周病は進行がゆっくりとしているため、歯科医の診断を受けるまで、自分が歯周病であることに気付かない方が多いようです。
この記事で取り上げた要素が当てはまる方は、定期的に歯科医院で検診を受けてみてはいかがでしょうか?
歯周病でなかったとしても、定期的な歯科医院での検査やクリーニング、そして予防歯科への取り組みは、生活の質を高めるための大切なステップとなります。
少しでもお役に立てれば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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