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矯正中でも使えるデンタルフロスの選び方と使い方
2025.04.05
目次
みどりの森デンタルクリニックです。
矯正中の歯磨き、思った以上に難しいと感じていませんか?
ワイヤーやブラケットが邪魔で歯と歯の間の汚れが取りにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
「矯正中のデンタルフロス」の正しい使い方を知ることは、歯科専門家の視点でも非常に重要です。
今回は、矯正中に適したフロスの種類や使い方、選び方のポイントを詳しく解説します。
毎日のケアにフロスを取り入れることで、矯正後も健康な歯と歯ぐきを維持することができます。
矯正中こそ、フロスを正しく使って、虫歯ゼロを目指しましょう。
『矯正中にフロスが必要な理由』
矯正治療中はワイヤーやブラケットによって歯磨きがしづらくなり、歯と歯の間に食べかすやプラークが残りやすくなります。
特に歯間部の清掃は歯ブラシだけでは難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、デンタルフロスの活用が推奨されます。
実際に、歯ブラシ単体での歯垢除去率は約58%とされていますが、フロスを併用することで最大86%まで向上します。
矯正中でも適切にフロスを使えば、歯と歯ぐきの健康を維持しながら美しい歯並びを手に入れることができます。
『デンタルフロスの種類と特徴』
デンタルフロスにはさまざまな種類があり、それぞれに特性があります。
矯正中に適したものを選ぶことが重要です。
- ・ホルダータイプ(F字型、Y字型)
- ・ロールタイプ(ワックスタイプ、ノンワックスタイプ)
- ・スーパーフロス(ふわふわしたスポンジ状)
- ・矯正専用フロス(プラティパスなど)
ホルダータイプは扱いやすい反面、ワイヤーがあると通しにくいため、矯正中はロールタイプやスーパーフロス、矯正専用フロスが使いやすい傾向にあります。
『矯正中におすすめのフロス』
矯正治療中に特におすすめなのが、スーパーフロスとプラティパスです。
スーパーフロスは先端が硬く、中間がスポンジ状になっているため、ワイヤーの下に通しやすく歯垢をしっかり絡め取ることができます。
プラティパスは片側の柄が細くなっており、ブラケットがついていてもフロスを歯間に通すことが可能です。
おすすめポイントを以下にまとめます。
- ・スーパーフロスは奥歯の清掃に最適
- ・プラティパスはワイヤーの下でも簡単に通せる
- ・どちらも矯正装置がある状態での使用に特化
- ・スレッド付きフロスは初心者でも扱いやすい
使用部位や目的に応じて、これらのフロスを使い分けるとよいでしょう。
『正しいデンタルフロスの使い方』
矯正中のフロスは少しコツがいります。
まず、ロールタイプのフロスは指先から肘までの長さにカットし、フロスの先端をワイヤーの下から通します。
その後、左右の歯の側面に沿わせて上下に数回動かし、プラークを除去します。
スーパーフロスの場合は、先端の硬い部分をワイヤー下に通し、白いスポンジ状の部分で歯と歯ぐきの間を優しく掃除します。
以下のポイントを意識しましょう。
- ・力を入れすぎず、歯ぐきを傷つけないよう注意
- ・毎回新しいフロスを使う(スーパーフロスは使い捨て)
- ・歯ぐきの中までフロスを入れて優しくこする
- ・毎日継続して使うことが大切
正しい方法でフロスを使うことで、虫歯や歯周病のリスクをぐっと抑えることができます。
『フロスを使うタイミングと習慣化』
フロスは毎日の習慣として取り入れることが重要です。
特に寝る前の使用が最も効果的とされています。
就寝中は唾液の分泌が減少し、細菌が繁殖しやすいため、夜のフロッシングは予防効果が高くなります。
また、歯磨き後にフロスを使うことで、歯磨き粉の成分を歯間にも届けやすくなります。
- ・理想は毎食後の使用
- ・難しい場合は夜だけでも継続する
- ・歯磨き後の使用で効果が高まる
- ・慣れると1日数分で完了できる
無理のない範囲で取り入れ、少しずつ習慣化することが口腔環境を守る第一歩となります。
『まとめ』
矯正中の口腔ケアでは、歯ブラシだけでは落としきれない汚れをフロスでしっかり取り除くことが重要です。
フロスには複数の種類があり、矯正装置に合ったものを選ぶことで清掃効率が大きく向上します。
特にスーパーフロスやプラティパスは矯正中でも使いやすく、多くの専門家が推奨しています。
毎日のケアにフロスを取り入れることで、矯正後も健康な歯と歯ぐきを維持することができます。
少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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