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虫歯の治療後に歯が痛くなる理由5つ
2022.11.18
みどりの森デンタルクリニックです。
本日は「虫歯の治療後に歯が痛くなる理由」について解説いたします。
虫歯の治療後に歯の痛みが続いても、基本的に問題はありません。徐々に痛みは引いていきます。
ただ、きちんと対応しないと痛みが消えないケースもありますから気をつけてください。
それでは治療後に歯が痛む主な理由を5つ挙げていきます。
1:神経がデリケートになっている
虫歯の治療では振動するマシンを使います。
この振動により歯の神経が刺激されます。そして虫歯が神経に近いほど、振動や熱が届きやすくなりますから、治療後も痛くなる傾向にあります。
さらに歯の内部の「象牙質」のところの虫歯を除去すると、神経が反応するかもしれません。
神経のせいで痛くなっている場合は、しばらく待って痛みが消えていくのを待つしかありません。安静にすることが大事ですから、冷たい・熱い飲食物はできるだけ食べないようにしましょう。
2:神経の炎症
虫歯で溶解した歯をミスなく取り除いても、痛みが残るケースにおいては、神経の内部にまで虫歯菌が侵入しているのかもしれません。
そして虫歯が神経の付近にまで届いていると、神経そのものが弱体化する可能性もあります。そうなると治療後も神経が痛くなったり、歯がしみたりする恐れがあります。
回復するでしょうから、「弱った神経」でも安易に抜くことはしません。
ですが神経の炎症のレベルによっては、抜かざるを得なくなる場合もあります。
3:詰め物の影響
虫歯を除去した後は、詰め物によってその部分をカバーします。しかし「神経の一部が露出してして、そこに詰め物が入る」ことによって、神経が刺激されて痛むケースもあります。
また、詰め物を入れる際の噛み合わせの調節に失敗し、付近の歯根膜に負担がかかることで痛むこともあります。
詰め物に関しては本人の感覚によるところが大きいですから、噛み合わせが合わないなどの違和感がある場合は、すぐにドクターに相談しましょう。
4:銀歯を使っている
特に銀歯を使うと、冷たい・熱い飲食物によって痛くなりやすくなります。
銀歯は熱を伝えやすいため、しばらく経つまでは刺激による痛みを感じやすくなるのです。
それでも2~3日程度でおさまるのが普通ですが、なかなか痛みが引かなかったり、違和感が強かったりする場合は、すぐに歯科医院に行きましょう。
ちなみに「保険が効く範囲の治療」では基本的にプラスチックや金属を用います(熱を伝えやすいです)。しかし「保険が効かない治療」ではプラスチックや金属よりも熱が伝わりにくいセラミックを使いますから、予算に余裕があれば検討しましょう。
また、銀歯からセラミックに交換することもできますから、「見た目が気になる(銀歯が目だってしまう)」「金属アレルギーが心配(治療時点では問題がなくても徐々に症状が出てくるケースもあります)」などの方は、歯科医院でドクターに相談してみることをおすすめします。
5:神経が残っている
根管治療(歯の神経を取る治療)において神経が残っていると痛くなるかもしれません。
根管治療の難易度はかなり高いです。歯根(歯の根っこ)は肉眼で確認できないレベルの複雑な構造であり、歯の中を隅々までチェックしなければ神経を取り切ることはできません。
「切断された神経の面」は強い痛みを覚える場所です。ですから治療を終えてからも歯の根元が痛むのであれば、すぐに歯科医院に行きましょう。再治療をしなければなりませんし、放置していて治ることはまずありません。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。
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