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噛み合わせ治療、どこで受ける?歯科医が教える「後悔しない」ための5つの判断基準

2025.07.22

「なんとなく最近、食事がしにくい気がする」 「鏡で見ると顔が少し歪んでいるように感じる」 「整体に通っても、肩こりや頭痛がすぐにぶり返してしまう」

 

このような違和感を抱えながらも、「これは歯医者さんに行くべきことなのかな?」「どこの病院に相談すればいいのだろう」と迷い、そのまま我慢してしまっている方は非常に多くいらっしゃいます。

 

噛み合わせの不調は、虫歯のように「痛いから削って終わり」という単純なものではありません。だからこそ、治療を検討する際には、正しい知識と「病院選びの基準」を持つことがとても大切です。

 

この記事では、長年噛み合わせ治療に向き合ってきた歯科医の立場から、治療を始める前にぜひ知っておいていただきたい「5つの重要なポイント」をお話しします。 一時の見た目や便利さだけで選ぶのではなく、あなたの生涯の健康を守るためのヒントになれば幸いです。

目次

1. 【基準1】「見た目の美しさ」と「噛む機能」は別物です

噛み合わせ治療を検討される際、多くの方が「歯並びをきれいにすれば治る」と考えがちです。しかし、院長として声を大にしてお伝えしたいのは、「見た目のきれいさ=正しい噛み合わせ」とは限らないという事実です。

 

一見、前歯がきれいに整列していても、奥歯が強く当たりすぎていたり、顎を横に動かした時にスムーズに滑らなかったりすることはよくあります。これを「機能的な不正咬合」と呼びます。 家で例えるなら、外観は立派でおしゃれなのに、ドアが歪んでいて開け閉めするたびにギシギシと音が鳴るような状態です。

 

良い治療とは、単に白い歯を並べることではありません。「顎の関節」「筋肉」「歯」の3つが調和し、無理なく食事ができ、体に負担をかけない状態(機能性)を目指すことこそが、噛み合わせ治療の本質なのです。

 

2. 【基準2】「口」だけでなく「全身」を診てくれるか

「歯」は単独で存在しているわけではありません。頭の骨、首、背骨とつながっており、全身のバランスを取るための要(かなめ)です。 もし、噛み合わせのバランスが崩れていると、体は無意識に首や肩の筋肉を使って頭の位置を補正しようとします。その結果、以下のような「お口以外の不調」が現れることがあります。

 

  • 慢性的な首・肩こり: マッサージを受けてもすぐに戻ってしまう。
  • 原因不明の頭痛: こめかみや後頭部が締め付けられるような痛み。
  • 自律神経の乱れ: イライラや不眠、日中の強い眠気。
  • 顔の左右差: 片側の口角が下がっている、目が小さく見えるなど。

これらは内科や整形外科では原因が特定しづらい症状です。 だからこそ、相談先を選ぶ際は、単に口の中だけを見るのではなく、「姿勢」や「筋肉の緊張」、「生活習慣」まで含めて、全身との関連性を診てくれる歯科医院を選ぶことが重要です。

 

3. 【基準3】いきなり削らない?「診断」へのこだわり

噛み合わせ治療において最も恐ろしいのは、「感覚だけで歯を削ってしまうこと」です。一度削ってしまった歯は、二度と元には戻りません。 そのため、治療そのものよりも、その前の「診断」にどれだけ時間をかけているかが、成功のカギを握ります。

 

当院を含め、噛み合わせに力を入れている医院では、以下のような多角的な検査を行います。

 

  • 咬合紙検査: 赤や青の紙を噛んでいただき、ミクロン単位の当たり具合をチェックします。
  • 顎機能検査: 口を開け閉めする際の顎の動きや、関節の雑音を確認します。
  • 画像診断(レントゲン・CT): 骨格や関節の形態を客観的に評価します。
  • 咬合器による分析: 患者様の歯型を採取し、専用の器械(咬合器)に取り付けて、お口の外で顎の動きを再現・シミュレーションします。

「なんとなく高い気がするから削りましょう」という進め方ではなく、こうしたデータに基づき、根拠のある治療計画を立ててくれるかどうかが、判断の大きなポイントになります。

 

4. 【基準4】治療の選択肢は「矯正」だけではありません

「噛み合わせを治す=大掛かりなワイヤー矯正が必要」と不安に思われている方も多いですが、必ずしもそうではありません。患者様の症状や原因に応じて、体への負担が少ない方法からアプローチすることが可能です。

 

  • スプリント療法(マウスピース): まずは夜間にマウスピースを装着し、顎の筋肉の緊張を解いたり、歯ぎしりの負担を軽減したりすることから始めます。これだけで症状が大幅に改善することも少なくありません。
  • 咬合調整(微調整): 詰め物や被せ物の高さが合っていない場合、髪の毛1本分程度を研磨して整えるだけで、嘘のように楽になることがあります。
  • 補綴(ほてつ)治療: すり減った歯や合わない被せ物を、適切な形のものに作り替えることで噛み合わせを再構築します。

もちろん、歯の位置自体が大きくずれている場合は矯正治療が必要になりますが、最初から一つの方法に決めつけるのではなく、「あなたの今の状態に最適な選択肢」を複数提案してくれる医院が安心です。

 

5. 【基準5】治療は「二人三脚」。通いやすさが重要な理由

噛み合わせ治療は、一度処置をして終わり、という魔法のような治療ではありません。 顎の位置は長年の癖によって染み付いているため、新しい(正しい)噛み合わせに体が慣れるまでには時間がかかります。微調整を行い、数週間使っていただき、また調整する…というプロセスを繰り返しながら、ゴールを目指していきます。

 

いわば、リハビリテーションのようなものです。 そのため、「通うのが億劫にならない場所であること」や「先生やスタッフに気軽に相談できる雰囲気があること」は、治療を継続する上で非常に重要な要素となります。

 

途中で治療を中断してしまうのが一番リスクが高いため、ご自身のライフスタイルに合わせて無理なく通える環境を選んでいただきたいと思います。

 

まとめ:その違和感を放置せず、まずはご相談ください

噛み合わせの不調は、目に見えない分、周りに理解されにくく、お一人で悩まれている方が多いのが現状です。 しかし、噛む機能は、食事を美味しく味わい、笑顔で会話をし、ぐっすり眠るという、生活の質(QOL)そのものを支える土台です。

 

「ちょっと顎が疲れるけれど、まだ大丈夫かな」 そう思っている今のうちにこそ、専門家の目でチェックを受けていただきたいと願っています。

 

町田駅エリアで、原因のわからないお口の違和感や、噛み合わせ治療をご検討中の方は、ぜひ一度みどりの森デンタルクリニック町田へご相談ください。 当院では、丁寧なカウンセリングと精密な検査に基づき、患者様お一人おひとりのペースに合わせた二人三脚の治療をご提案いたします。

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