お知らせ
乳歯から永久歯へ生えかわる仕組み
2022.06.23
みどりの森デンタルクリニックです。
本日は乳歯から永久歯へ生えかわる仕組みについてお話しします。
6歳から12歳の間に、歯は 「乳歯」が抜け落ち、代わりに 「永久歯」と呼ばれるものが生えてきます。生えたばかりの歯は未熟で酸に溶かされやすく、虫歯になるリスクが高くなっています。
歯の根っこが完全に発達するのは、2~3年ほど経ってからです。永久歯が生え揃うと、噛む力が格段に向上し、いろいろなものを食べられるようになります。
第三大臼歯(親知らず)が生えるのは17歳から21歳の間が多いのですが、人によっては生えてこないケースもあります。
『乳歯と永久歯は顎の中で育つ』
実は、子どもの歯は永久歯のほうが先に作られます。妊娠3ヶ月から5ヶ月にかけて、第一大臼歯・前歯の歯胚ができます。
そこから少しずつ歯が育っていきます。そして、妊娠7週目から10週目にかけて、乳歯の土台となる歯胚がつくられます。
その後も永久歯は成長を続け、6歳ごろには、永久歯に生え変わる準備が整います。
『永久歯が生えてくるまでの過程』
①顎の中(乳歯の下)で、やがて永久歯になる歯胚が作られ、時間をかけて発育していきます。
②永久歯の歯冠が完成し、歯根ができ始めると、乳歯の歯根を溶かす細胞が活動し、永久歯の上に乗っている乳歯の歯根がだんだん溶けていきます。
③乳歯の根が劣化すると、歯そのものが不安定になり、やがて抜け落ちて、下の永久歯が露出します。
『新しい歯になる時期に気をつけること』
【1】きたばかりの歯には、予防ケアが大切です
生えたての歯は表面がザラザラしているので汚れがつきやすいだけでなく、酸で溶けやすいため、虫歯になりやすくなっています。
積極的なむし歯予防のために、幼少期からフッ素を使用するとよいでしょう。
【2】乳歯のメンテナンスも重要
乳歯の下では、永久歯が出番を待っています。
最終的には永久歯に入れ替わりますが、乳歯を大切にしないと、その後に生えてくる永久歯の質や歯並びに悪い影響が出ます。
【3】口の中をチェック
永久歯が歯ぐきから出てきた後も、乳歯の一部が生えたままだったり、歯肉炎が現れたりすることが少なくありません。
定期的に口腔内のチェックを行い、気になることがあれば、早めに歯科医に診てもらいましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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