お知らせ
フッ素が虫歯を予防する3つのはたらき
2022.10.21
みどりの森デンタルクリニックです。
本日は「フッ素が虫歯を予防する3つのはたらき」についてお話しします。
1.溶かされてしまった歯の再石灰化・修復を助ける
私たちが食べ物を噛むとき、歯垢から酸が発生しますが、この酸には葉に含まれるカルシウムやリンなどのミネラルを溶かす性質があります(脱灰)。そして、溶かされた成分は唾液によって再び歯に戻されます(再石灰化)。脱灰が長期間続いたり、再石灰化が遅れたりすると、むし歯が発生します。フッ素は再石灰化のプロセスを早め、むし歯になる可能性を低くすることが分かっています。
2.エナメル質と結合し、歯を丈夫にする効果がある
フッ素は、溶け出した成分を元の状態に戻す再石灰化の過程で、表面のエナメル質と化学結合することでフルオロアパタイトと呼ばれる強固な構造を作り出し、歯を強くします。これにより、ミネラルが溶け出す「脱灰」にも強くなり、ミネラルを失いにくい歯になるのです。その結果、虫歯の発生を防ぐことができます。
3.歯垢から発生する酸の量を減らし、歯が脱灰されにくくする。
私たちの歯は、食事のたびに歯垢が付着し、その歯垢から発生する酸によって、歯が脱灰し、ミネラル分が失われていきます。歯磨きやデンタルフロスは、歯垢を取り除くのに効果的ですが、落としきれない歯垢が残っていると、時間が経つにつれて歯が脱灰されてしまいます。フッ素は、歯垢が作り出す酸の量を減らし、歯の脱灰を抑制します。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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