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歯肉炎と歯周病の違いをわかりやすく解説

2025.05.03

歯肉炎と歯周病の違いをわかりやすく解説

目次

みどりの森デンタルクリニックです。
歯ぐきが赤く腫れて出血するけど、それが歯肉炎なのか歯周病なのか分からないと不安になることはありませんか?
歯磨きで出血しても「大したことない」と放置してしまう方も多いですが、実は歯周病のサインかもしれません。
歯周病は歯を支える組織が破壊される病気で、放置すると歯が抜ける原因になります。
今回は、歯周病と歯肉炎の違いや症状、予防・対策方法について分かりやすく解説します。
違いを正しく知ることで、早期発見と適切な対処が可能になります。
結論として、歯肉炎は初期段階で治る病気ですが、歯周炎に進行すると深刻な影響を及ぼすため、早期対応が鍵となります。

『歯周病と歯肉炎の関係とは?』

歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気の総称です。
初期の炎症が「歯肉炎」で、進行すると「歯周炎」と呼ばれる状態になります。
歯肉炎は歯茎に限定された炎症であり、比較的軽度でセルフケアによって治癒可能です。
一方、歯周炎は炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯の動揺や抜歯のリスクを伴います。
見た目の変化が少ないため、症状に気付きにくいのも歯周病の特徴です。

『歯肉炎と歯周炎の具体的な違い』

歯肉炎と歯周炎の違いは炎症の範囲と進行度にあります。
歯肉炎では歯茎のみに炎症が見られ、出血や腫れが主な症状です。
しかし歯周炎に進行すると、顎の骨である歯槽骨が破壊され、歯がグラグラしたり歯ぐきから膿が出たりします。
痛みを感じることは少なく、症状が静かに進行するのが特徴です。
早期に対応すれば歯を守ることができますが、放置すると歯を失う原因になります。

【歯肉炎の特徴】

  • ・歯ぐきの腫れや出血がみられる
  • ・炎症は歯茎のみに限られる
  • ・セルフケアで改善可能なことが多い
  • ・痛みがないため気付きにくい

【歯周炎の特徴】

  • ・歯を支える骨が破壊される
  • ・歯が動く、膿が出るなどの症状
  • ・自然治癒は困難で歯科治療が必要
  • ・重度になると抜歯リスクが高まる

『歯周病が進行するリスク要因』

歯周病が悪化する背景にはいくつかの要因があります。
最も大きいのはプラークと呼ばれる細菌のかたまりの蓄積です。
これに加えて、喫煙や糖尿病、ストレス、加齢などもリスクを高める要因となります。
歯並びの悪さや歯ぎしりも炎症の進行を早めることがあるため、生活習慣全体の見直しが重要です。
歯科医院での定期的なメンテナンスも歯周病予防には欠かせません。

  • ・毎日の歯磨きが不十分
  • ・喫煙習慣がある
  • ・糖尿病や免疫力の低下
  • ・ストレスや加齢による唾液の減少
  • ・歯並びが悪く清掃が不十分

『歯肉炎から歯周炎へ進行させないために』

歯肉炎の段階で正しく対応すれば、歯周病の進行を防ぐことができます。
セルフケアでは、歯と歯茎の境目を意識した丁寧なブラッシングが大切です。
歯間ブラシやフロスを使い、歯垢を残さないようにしましょう。
また、初期のうちに歯科医院でのチェックとクリーニングを受けることで、見逃しやすいトラブルを早期発見できます。
プロフェッショナルケアと日常ケアの両立が効果的です。

『歯周病と全身疾患の関係性』

歯周病はお口の中だけの問題にとどまらず、全身の健康にも影響を及ぼすことが分かっています。
歯周病菌が血管を通じて全身に回ることで、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎などのリスクが高まるといわれています。
さらに、妊婦の場合は早産や低体重児出産のリスクも指摘されています。
歯周病を予防することは、全身の健康を守る第一歩なのです。

『まとめ』

歯周病と歯肉炎の違いは、炎症がとどまっている場所と症状の進行度にあります。
歯肉炎は歯茎に限られた軽度の炎症で、正しいケアで改善が期待できますが、放置すると歯周炎へと進行し、歯を失う原因にもなります。
歯周病は静かに進行するため、日常的なケアと定期的な歯科受診が重要です。
早期対応が、健康な口腔環境と全身の健康を守る鍵になります。

 

少しでも参考になれば幸いです。
自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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