3DS除菌外来
- 3DSを始めるときは、歯ブラシを新しいものと交換してください。
- ご家庭での3DSが非常に重要ですので、指示通り、実施してください。
- 虫歯菌は砂糖(スクロース等)で急激に増殖します。3DS中は出来る限り摂取しないようお願いします。また、3DSが終わっても、過剰摂取にならないようお願いします。
- 3DSは選択的に悪玉菌を除菌しますが、外部からの再感染はいつでも起こります。ご家族にも3DSをお勧めしています。
- メインテナンスは必須です。3DSを施術した方は、定期的にメインテナンスを受診してください。2年に1度は細菌検査を行い、細菌の量を確認しましょう。
- 以前に治療した金属の下には3DSの効果はありませんのでご了承ください。
むし歯の原因菌を徹底除去!歯を削る必要のないお口づくり。

「歯を磨いているのにむし歯になる」・・・そう思ったことはありませんか?
むし歯になりやすい方、なりにくい方、たくさんの方々を見てきましたが、そもそも虫歯の根本的な原因は何でしょう?歯ブラシをしなかったからでしょうか?甘いものを食べすぎたからでしょうか?
実はそのどちらでもなく、答えは「細菌感染」によるものなのです。虫歯を作る細菌=ミュータンス菌が口腔内に感染し、それが原因で歯を溶かし、穴が開いたものが、むし歯です。
まずは唾液検査で、感染しているむし歯菌の量を測定しましょう
当院では正確なデータを得るために、採取した唾液の検査を臨床検査会(BML/ 医科で血液検査などをする会社)に依頼しています。
細菌検査の手順

食生活やフッ素の使用状況など日常生活に関する問診を行います。
step2 唾液を採取5分間ガムを咬みながら、唾液を出して頂きます。
step3 唾液のpHを測定唾液の、酸を中和する力を測定します。
step4 口腔内の確認ブラッシング状況の確認やむし歯にかかった本数を測定します。
step5 検査結果のご説明検索後約1週間で検査結果をご説明します。
むし歯菌リスク確定後に、除菌治療を開始します。むし歯菌は目には見えません。
何度も治療を繰り返すのは、歯の質を弱めるばかりで根本の治療とは言えません。菌のリスクが高い方には3DS除菌療法をお勧めいたします。
もちろん、甘いもの(糖)を取りすぎれば、むし歯になりやすくはなりますが、ミュータンス菌がいなければむし歯にならないのです。当院の除菌外来で、一定期間むし歯にならない健康なお口づくりが可能になります。
「3DS」(スリーディーエス)~むし歯の原因菌を除去出来る画期的な最先端治療~

近年、むし歯原因菌を直接除菌出来る治療方法が開発され、当院でも導入する運びとなりました。鶴見大学花田信弘教授らが発明したもので、「3DS」(スリーディーエス)という治療方法です。
3DSとは、Dental Drug Delivery System (デンタル・ドラッグ・デリバリーシステム)の略で、特殊薬剤を用いた、まったく痛みのない、むし歯菌の除菌療法です。
3DSを実施した口腔内は、一定期間、むし歯になることはほぼありません。そして日頃の食事内容やブラッシング、そしてメインテナンスをしっかり行うことで、その効果は持続します。
除菌外来3DSの流れ
step1 一般治療終了
まずは通院が必要な一般歯科治療を終了させます。
step2 初期細菌検査お口の中の細菌検査を行い、3DSの推奨度を診断します。
唾液を採取するだけの簡単なテストです。痛みも一切ありません!
(検査費用 1回 5,000円 税別)

医院にて、歯の汚れを徹底的に除去し、専用の薬剤を用いてミュータンス菌の除菌治療を行います。(処置時間60分)
step4 ご自宅での3DSセルフケア(7〜10日)ご家庭にて、しっかりブラッシングを行い、就寝前に5分間、専用のトレーと薬剤を使用して頂き悪玉菌除菌を行います。
step5 2回目 医院にて再度、悪玉菌除菌治療医院に来院頂き、再度除菌治療を行います。
2回目の除菌もしっかり行うことで、除菌の成功率が高まります。
その後、定期的なメインテナンスへと移行します。
また2年に一度は細菌検査を行い、むし歯原因菌の状態を確認することをおすすめしています。
除菌治療中の注意事項
3DS除菌外来の費用について
費用: 35,000円(税別)※院内での3DS処置代金、上下特殊トレー
※但し、歯周病用の3DSは別途費用がかかります。